ただの原稿メモのようなモノ
■ 2012/07/15(Sun) さぎょぷしながら書いたネタ
TLが指輪の話ばかりなんでそのネタ
おそろい指輪。
多分成長した凌遊で恋人のような立場だけど、実は両方も未来では一緒にいられないという感覚。
多分そういう設定?で書いてた。
まだ終わってないけど(笑)
指輪とは、人を幸せにするモノであり、一人の人生が指輪の向こうの者に縛られる呪いでもある。
――――――指輪?
壁から紫の方向に振り返り、遊馬はベッドに寝込みながらシャークを見る。
「指輪がどうかしたのか」
「あぁ。家に帰る途中、近くの神社で祭りをやっていたらしい。お揃い指輪とかも売ってたって話だ。」
「シャークのシルバーリングみてぇーな?」
「ちげぇよ。『独り』でつける指輪じゃなくて、『二人』でつける指輪の話だ」
「結婚指輪みてーなもん?」
「まぁ、そうだな」
「へぇ―――……」
枕を抱きしめながらシーツの上に転がる。ふとあることを思い出したか、遊馬は小さく苦笑した。
「オレは、つけねぇんだな」
「……遊馬?」
「だってさ」と苦笑するまま、遊馬は自分に振り返るシャークに言い続ける。
「指輪って、生涯を誓ってつけるもんだろう?それって相手は普通の人とか、仲良い人とかじゃなくてさ、たった一人しか選べねぇじゃん?独りだけ選んで、……命が終わるまで共に歩く人じゃなきゃ、だめだろう?」
「……………そう、だな」
「シャークは誰を選ぶ?」
「…………………」
「……?しゃ…凌牙?」
「今、考えている」
デッキを机に置き、シャークは遊馬を見つめた。
「お前も知っているぜ?オレはひとりが好きなヤツだ。」
「う…うん」
「オレとお前も今は子供だ。生涯の指輪とか伴侶とか、んなもん考えたことがねぇ」
「お…う」
「だからお前に聞かれて、色々考え始めている。一人しか望めないなら、誰にするかってな」
「うんうん。そんで?」
「…お前が頭に出てきた」
「……………は?」
「お前との思い出…いや、思い出みてーなキレイな言葉じゃねぇか。…とりあえず、遊馬。お前の顔が出てきた」
「………いやいやいや、それはねぇだろう!」
我に返って遊馬は頭を横に振る。
「りょ…シャークがオレを択ぶわけねぇじゃん!オレ男だぞ!」
「知っているぞこんなこと」
「じゃあなんでオレの顔が出てきたんだよ!」
「知るか!こっちが聞きてぇぜ!」
「逆キレ?!」
「…知らねぇよ」
少しだけ頭を掻き、シャークは目をそらして再び遊馬と見つめ合う。
「お前の顔が出てきた。……それだけだ」
■ 2012/07/15(Sun) 最初に考えた箱庭2.5の内容
また変なテレビとかを見てて、そこに赤い糸は運命の人と繋がるモノだと分かり、アストラルは試しにゆうまとの間に、糸がいるかを確かめる。ゼアル体になってから、彼と遊馬はどこかに確実に繋がっているから、その繋がりの力を使って、赤い糸を作ってみたのだが、ナンバーズの力の中に、一つだけズレて、赤い糸は遊馬とシャークを繋がることになった。
しかも、繋がったせいで、アストラルみたいに遊馬とシャークは遠く離れられない。その糸で、シャークもアストラルを見えるようになった。
早く切れとアストラルに頼むのだが、理由がはっきりとわからない限り、アストラルも切れることができない。
そのあとは・・・二人が遠く離れられないから、しばらくはゆうまの家に邪魔することになった。
糸はシャークとゆうまを繋ぐ理由を分かり、アストラルはナンバーズの力を一時ハサミにし、それで切れば二人は離れることになったけど、その代わり、シャークはこの部分の記憶を失う。
シャークと繋がる理由は、ナンバーズ17の力はいまだにシャークの記憶を保管しているからだ。つまり、切ったらシャークはゆうまに関する記憶も消えるかもしれないという。
そこに、ゆうまはシャークに切ってほしくなくなった。
一心に切りたいシャークに、ゆうまは自分の腕を差し出した。
「切れるもんなら、切ってみろよ!」
最後の部分だけ出せなかったのは残念だ……再録にするとき、最後の部分を入れとこうかな
■ 2012/06/11(Mon)
[二日目 7:00am]
「って!」
突然の痛みと何かに落ちた衝撃に遊馬は眠りから引っ張られる。いきなりのことで意識ははっきりできず、ただ朦朧と目を開くと、隣に紫色の髪が視線に入ってきて、なにかが頬を触れていた。
「早く起きろ、馬鹿」
「……ぅんー…なぁんだぉシャぁクか……あと五ふぅ……いてててててててててて」
「お・き・ろ!!」
「いていて!起きマス!起きマスから放してくれぇえええ」
耳が強く引っ張られ痛みですっかり目覚め、んなに引っ張らなくてもぉーと文句を呟きながら遊馬はもまれた耳を撫でる。力は結構入ったためか、耳は熱くて赤い。
「いてぇぞ、シャーク!」
「お前が起きないからだ。早く準備しろ、行きたくねぇけど遅刻はもっとゴメンだぞ」
「わかったよ……ん?なんか昨日より距離が離れるようになってねぇ?」
「さぁな。目が覚めたらこうなっている」
「ふーん……あ、シャーク」
「なんだ」
ベッドに降り、遊馬はハンガーに掛けた制服を取りながらシャークを覗く。いつの間に相手はすでに着替え終わり、背中を向けてネクタイを準備している。
「おはよ!」
兆しもなく停頓する、ネクタイをいじる指先。
【……もうこの時間か。おはよう、遊馬】
「おう!おはよー、アストラル!」
たぶん、振り返らなくても分かるのだろう。
背中向けで見えなくても、相手はきっと笑顔で言っているに違いない。元々、おはようという挨拶を言う時は、元気でいうべきことで、相手も彼とアストラルに決まっている。
(…はぁ)
はじめは迷い、やがて小指に束ねる赤い糸を覗き、小さなため息をつくとネクタイを掛け、シャークは仕方ないと振り返った。
いつも通りに笑い、いつもとおりに笑顔を咲く紺色の少年に。
「あぁ。おはよ」
「元気がねぇなー!おはよーだぜ!シャーク!………ん?」
気のせいか、遊馬はシャークが自分に顔を向けないことを感じ、改めて彼の顔を覗くと、なぜか片頬は少しだけ赤い気がした。
「顔がどうしたんだ?シャーク」
「…覚えてねぇなら言っても意味がねぇし、気にすんな」
「はぁ……?オレ、もしかしてまた寝癖が暴れてたのか?アストラル」
【…さぁな。キミのことだ。いつものパターンだろう?】
「なーんか気になるな…」
着替えが終了し、魚にエサを与えると二人も学校のカバンを取って階段に降り、春に挨拶しながら準備された朝食を始める。(途中、遊馬はなぜか何度も春に自分宛ての荷物があるかを聞いていた)
「何を待っているのか?」
「おう!WDCの参加証・ハートピースだ!」
「……そうか」
「そういえば婆ちゃん、姉ちゃんは?」
「仕事ででかけたのじゃ」
「…仕事のために精一杯で働いているのに何故その姉の弟はこんなに馬鹿なんだ」
「ぅるせー!!」
昼食のデュエル飯…ではなく、弁当が渡され、二人は出かける挨拶をしながら学校に向かう。遊馬が弁当なんて珍しいと言っていたので、たぶんこれは自分がいるからだと、シャークはチラッとカバンの中に入る弁当を覗いたのは、言うまでもない。
そして沈黙のようでいつものようで学校へ向かう途中、二人…三人は小鳥や鉄男に会った。が、見事に今日の小鳥の初発言は…
「………なにこれ?」
「…挨拶よりこれかよ、ひよこめ」
「だ、だって…」
朝から挨拶よりこの疑問で小鳥も失礼と思ったけど、なぜか他の言葉が思い当たらなくて、これしか出せなかった。
二人の少年の距離と、……紫タコ髪型の少年が腫れた顔を見て。
「おはよー!小鳥、鉄男!」
「おはよう。昨日はどうだったの?遊馬」
「ようっ!それにしてもシャークの顔、すっげー腫れてるな」
「見るんじゃねぇよ」
自分を見る鉄男を睨み、シャークは舌打ちしながら目をそらす。睨まれたことに苦笑し、鉄男は隣の遊馬に聞いた。
「なんかあったのか?昨夜。眠そうな顔だぜ」
「あー………なんかオレ、寝ている時はやべぇことやっちまったみたい」
「やべぇこと?」
「なぁ?アストラル」
【………………】
「なんか起きたらさ、この話をするとシャークもアストラルもオレを見ようとしねぇんだよ」
((いや、わからない…))
こんな感じっと空のアストラルを指すのだが、鉄男と小鳥は相手の姿が見えないため、なんとも答えることができない。けど、明らかに遊馬を見ようとしないシャークを見て、なにかが起きたことがわかった。
「なぁオレ、昨日はなにしたんだ?シャークの顔に関係あるか?」
道に歩きながら遊馬はシャークを覗く。この言葉が気に入らなかったか、ハッと振り返って自分を睨むと、シャークは怪しげに口元を上げた。
「そうだな。おめぇは誰かを抱きつく癖があるとは思わなかったぜ」
「えっ」
「……え」
「へ?」
……………………はい?
「だ、だ、だ……抱きつくってなんだよ!?オレ何もしてねぇぞ!」
「した!せっかく寝られると思ったらテメェが抱きついてきて離れてくれねぇーんだよ!っつーかなんだあの力は!こっちは死ぬかと思った!」
「いやいやいやいやオレしてない!してないしてないしてない!!」
「寝ている間にやっちまったんだよお前は!しかも朝まで抱きついてきやがって!」
「あ………さ…」
(そ、そういえば確か変な記憶があったな…なんか目が覚めたらシャークがオレの頬を揉んでいるし、やけに顔も近かったし、その後挨拶してもシャークはできるだけオレを見ねぇし、アストラルに聞いたら黙ったままだし、シャークも顔が腫れる理由を教えてくれねぇし、ずっと目をそらすままだし…………)
…………………いやいやいやいやいやいやいや!!
「ない!ぜってぇない!!ないないないっない!ってなんで小鳥が鉄男があんな遠いところにいるんだ!」
「遊馬、中学生で抱きつき癖……」
「…遊馬。同じ中学生として、引くぜ」
「とどのつまり、遊馬君はまだまだ子供ってことですね」
「ネコちゃんみたい」
「遊馬くんのウラだ、ウラ」
「いきなり出てくるな!!…って!オレは抱きつき癖なんてねぇえええ――――――!!」
周りの視線を気にせず、朝から街で叫ぶ紺色の少年に「ほっとうにバカなんだから…」と小鳥は頭を抱き、気づかれないようにシャークを覗く。
彼らの方向を覗き、距離が限界にならないように一歩を進むと、アストラルはシャークを見た。
【昨日のことは言わなくていいのか?シャーク】
「…記憶がないヤツに言ってどんな意味があるっつってんだ?」
【しかし…】
「何もいうな」
手をズボンのポケットに突っ込み、シャークは小さな声で応える。
「昨夜のこと、『全て』を」
―――――― 、 ……
昨夜の記憶が再生してくる。
【………………。…分かった】
チラリと誤解と言いながら苦笑する遊馬を覗き、アストラルは頷き、紫の少年と共に進み始める。
腫れる頬を撫で、指先に消え去ったぬくもりを握りながら。
■ 2012/05/30(Wed) 星見るデート (リクエスト)
――星を見たい。
突然で、いきなりな頼みだから、断れると思ったけど、シャークは「そうか」と応え、バイクに乗れと言った。
星が見える海辺まで、連れて行ってくれた。
「シャークやさしいな」
「ただの気まぐれだ」
「はは。サンキュー」
彼に微笑み、遊馬は再び空を見上げる。
波の音と身体に伝わってくる風の感触。黒に近い深い蒼色の天空に、それぞれ違う輝きを照す星光。
夜なのに、不思議に恐怖はない。寧ろ、抱き締められながら眠るようだ。…両親に。
「そういえば、シャークは水デッキだなー。やっぱ、海が好きだからか?」
「……どうだろ」
少し考えこみ、シャークは応える。
「日頃の海はきらいだな」
「?なんで?」
「まぶしいからな。………ひかり(太陽)が」
彼は太陽が照す海が嫌いだ。眩しくて、目が開けなくて、……暑くて。日頃の太陽は、彼にとって地獄でしかない。
「だが、夜の海と星空は気に入っている」
騒いはなく、眩しさもなく、ただ静かに小さくひかりを照す星と、海の波音を流す旋律。
ひかりが嫌いではない。ただ、小さなやつだけで充分なのだ。
闇の中に、道に迷わないように、小さな導きを教えてくれる輝きを。
「遊馬は嫌いか?」
「いいや。昔は嫌いだけど…今は落ち着くぜ」
にこりと笑い、遊馬は星空を見上げた。
「父ちゃんと母ちゃんと同じ星空を、見ているからだぜ」
始めは星を見ることが好きではなかった。
星はいつも通りに輝いているのに、いつも星のことを教えてくれる人達がいない。
両親がいない。
もう、同じ星空の下にいない。
「オレ、間違ったんだ。両親はずっとここにいるのに、気づかなかった」
胸のとこを叩き、遊馬は笑った。
「オレの心の中に、両親はいるんだ!」
共に過ごした時間。共に感じた風。共に見た景色。
両親は隣にいないなんかじゃない。彼が見ているすべての先に、両親はいる。
彼は、両親と同じモノを見ているからだ。
「お前は強ぇな」
彼にクスと笑い、シャークは遊馬を見る。
「オレには無理だな。…誰かを思うことも、誰かに想われることも」
「そうなのか?」
「……あぁ」
「ふーん」
空から視線を下げ、遊馬はシャークの顔を見つめる。
やがてじーっと相手の顔を睨むと、遊馬は事を決めたように「よし!」とシャークに手をあげた。
「シャーク!願いを言え!」
「………は?」
「オレが覚えてやるから、オレにやってほしいこと言ってみろ!」
「意味不明だな」
「いーから言え!」
「……ふーん」と遊馬を見て、シャークは考え始める。
さっきの返しのように遊馬をじーと睨むと、少年は腕をあげ、遊馬に来いと示す。
「忘れんなよ」
手を握り、肩をたたき、頭を撫でて、少年を自分の肩に寄せ、
紫の少年は目を閉じた。
「オレのことを、忘れんなよ」
―――星空はいつも変化し続けている。
変わらないモノは存在していないように、星は彼らが見えない時間の中に変わっている。
それでも、少年…少年達は忘れないでほしい。
「忘れねぇよ」
顎を肩に寄り、遊馬は紫の後ろの星空を見上げ、スクと苦笑を咲いた。
「忘れる方がおかしいだろう?…絶対に、わすれねぇよ」
お前との出会い。
共に過ごした時間。
二人で感じた風。
一緒に見ていたこの星空を、
――絶対に、忘れない。
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はるさんありがとうございましたー^w^ノシ
■ 2012/05/28(Mon)
なんでお前の背中はこんなに寂しそうなんだよ
「ゆうま?」
呼ばれた名前と頭に伝わってくる感触に、遊馬はゆっくりと目を覚ます。アストラルも隣に彼を見ている。
腕から顎を上がると、シャークは彼の頭を撫でていた。
「…あれぇ…オレ、寝てた……?」
【五分くらい】
「…そうか…」
ペンを握るまま寝てしまったのか、っと目の前にあるDパッドと手にあるペンを覗いて遊馬は納得する。
チラリと彼を見て、仕方ないとシャークは彼に「今日はもう寝ろ」と言い、スケッチブックを閉じようとしたが、その動きは遊馬に止められた。
「シャーク」
「あ?なんだ」
「なんで、スケッチブックにシャークはいねぇの?」
突然の疑問に、シャークは目を瞬く。
「自分の目線で描いてんのに、自分も絵に居たら変だろ?」
「寂しいじゃんか…」
「何かだ」
「シャークが、」
ほら、この顔だ。
「ここにいるのに、いないみてぇな感じ」
ここにて、手が伸ばせば届ける距離にいるのに、ここにいない。
手を伸ばしても掴めず、同じ太陽に照らされる場所にいるのに、まるで違う世界にいるような感じで、…遠い。
彼が、とおい。